金輝きんき 発達障害アートカフェ・バー

大人の発達障害

人口の1〜2割弱ほどの人が発達障害を持つと考えられています。
学生時代にこんな人はいませんでしたか?
本を読めない子、九九が出来ない子、遅刻魔、忘れ物の王者‥‥‥‥‥‥
どこの学校にも一人はいたかと思います。

発達障害に気付いたきっかけは?


中には誰にも理解されず「本人が甘えている」、「親のしつけの問題」として片付けらてしまった結果、二次障害を発症してしまうほど追い込まれてしまうケースもあります。
最近では早期診断されるケースが少しずつ増えてはいますが、自覚症状も乏しく誰にも気づかれないまま成人してから診断を受けるケースも多く存在します。

「発達障害」とひとつに括ってもADHD(注意欠陥・多動性障害)、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)、広汎性発達障害、LD(学習障害)などがあり、その症状は多岐にわたります。
しかし、名前だけが独り歩きしてしまい発達障害の症状や接し方などが全く認知されていないのが現状です。
発達障害を持つ人の悩みを聞くと殆どの人が学生時代のいじめを今でも忘れずに過ごしてしまっている人が多いように感じます。
大阪にある金輝でも、いじめをテーマにした哲学カフェバーの集まりを開催したりしています。

二次障害を発症してから病院で診断される人も多いです。
発達障害を持つ方を対象とした支援センターや就労支援なども増えてきてはいますが、病院で診断される人の数に対して追いついていない現状があります。

場の空気が読めない人、トラブルメーカーになりやすい人、やる気が空回りする人、仕事でミスをしてしまう人など本人は精一杯努力しているのに思うように結果が出せない人が身近にいます。
甘えてるわけでもなく悪い人でもないはずなのに、周囲と比較すると他の人に比べて浮いている‥‥‥‥‥‥‥。
病院によっては、初診の予約が1年以上先になるケースも‥‥‥‥‥‥‥。
この状態が改善されるまで、まだまだ時間が掛かりそうだわ。
病院一覧








ウィリアムズ症候群


ウィリアムズ症候群診断チェックリスト
  • 警戒するべきと判断できるはずなのに人と距離を置けない。
  • 顔が良く美人さんが多い。
  • 誰にでも好かれてしまうので普通の人に思ってしまう。
  • 視覚情報が苦手だ。
  • 音楽が好きな傾向があIQの割にはよく話す。

日本ではあまり知られていない発達障害なのです。
症状としては自閉症の真逆で誰にでもフレンドリーで陽気に話してしまいます。
視覚情報が苦手なので音楽が得意な人にも多い傾向があります。

見知らぬ人に対しても愛情を抱き不愉快な思いをする方も多いようです。
一見問題のないように見えますが他人に対しての警戒心が弱くトラブルに巻き込まれやすいのです。

ハイパーレクシア

ハイパーレクシア診断チェックリスト
  • 年齢以上の単語力がある。
  • 読解力が悪い。
  • 話し言葉を理解するのが困難だ。
  • 男性が圧倒的に多い。
  • 自閉症スペクトラム障害に含まれると主張する専門家もいる。
  • 自閉症の関与は完全にハイパーレクシアのタイプによって異なると主張する専門家もいる。
  • 後天的な事例も少なからずある。

幼い頃から文字を読む能力があり周囲からは期待される子供として育つが小学生頃から読解力の乏しさが目立ってしまいます。
数字や希望、図鑑と同様レベルで単語を覚えてはいますが、対人関係を作ることに困難であり読解力に乏しいのです

難しい単語を知っているのにも関わらず相手の話を理解できず自閉症と違い孤立を望んでいないのにも関わらず人間関係が築けないのです。

アーレンシンドローム

アーレンシンドローム診断チェックリスト
  • 通常の光でめまい、不安、疲れ、頭痛など落ち着きがなくなる。
  • 行や列が変わるのについていけない。
  • 読んでる場所が途中から分からなくなる。
  • 薄暗い光だと読める。
  • 物理的な距離感が取れない。
  • ボールをキャッチや自転車の走行などに支障が出る。
  • 学習障害と誤診されるケースもある。

光に対して過敏に反応してしまい文字がよく見えなかったり疲れが出たりします。
学習障害の症状に似ているますが光が原因で読めないだけなので暗い場所だと読むことができるのです。

感覚鈍麻(どんま)

五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)が鈍感な人を感覚鈍麻と呼ばれています。
逆に敏感な人を感覚過敏と呼ばれています。

感覚鈍麻の人は「痛い」という感覚が弱いため顔にあざができるまで苦しみに気づくことがないこともあります。
危険を察知することができないのでちょっとした事故が死に関わる重要な問題に発展することもあります。
「暑さ」や「寒さ」を感じされないので風邪をひいてしまうまで気づかないので体調管理ができないのです

吃音(きつおん)

  • 流暢に話せない。
  • 言葉に詰まる。
  • 特定の音だけが出ない。
  • 音や語を繰り返してしまう。
  • 無意識に引き伸ばしてしまう。
  • 言語能力の問題でない。

基本的には精神的な病が原因ではありません。
緊張した空間でなくても同様の症状が表れるようですがあまり意識せず自然と付き合うことが大切です。

発達障害支援法の対象に吃音が含まれていますが吃音と診断がなければ身体障害として扱われるケースもあります。
成人の100人に1人に症状と言われているので珍しくはないのです。

トゥレット症候群

  • まばたきを必要以上にしてしまう。
  • 無意識に顔を振ったりしてしまう。
  • 無意識に咳やため息をする。
  • 無意識にうなり声やぶつぶつと話す。
  • トゥレット症候群以外の発達障害の原因だけではない。

自分の意思もなく意味のない動作を繰り返してしまいます。
18歳までには、半数の方が改善されることも報告されています。

あまり深く考えずに自然と接すると意識しないので発症率が減る人も多いのです。
落ち着いた生活を過ごすことに専念するのが1番の改善策でしょう。

聴覚情報処理障害(APD)

聴覚情報処理障害(APD)チェックリスト
  • 聴力に問題はない。
  • 特定の条件で聞こえなくなる
  • ADHDなどの早とちりが原因でない
  • 交通事故などで脳に障害を負って聴覚情報処理障害になったケースもあります
  • 発達障害とも密接な関係があり聴覚情報処理障害の75%近くが発達障害もあります

聴力の問題ではなく脳の機能障害が原因で特定の音だけが聞こえない症状のことです。
会議中である人の声だけが聞きとれないのです。
低音、高音、波長など特定の条件が揃うと聞こえ難くなってしまいます。

話者がFMマイクを持つと聞き取れるのですがあまり知られていないので支援が遅れています。
耳鼻科を受診しても聴力に問題はなく、病院を転々として分からないまま過ごす人も多いのです。

社会に出てから周囲の違和感に気付く人が多く、「集中力がない」もしくは「人の話を聞いていない」と判断されてしまいます。
発達障害と誤診される人も少なくありません。 口頭でやり取りをする環境をを避けると良いでしょう。
聴覚情報処理障害の向いてる仕事

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